浦安音楽ホール

J:COM浦安音楽ホールは、生音の響きを重視し、クラシックを中心とした
音楽を楽しむことができる本格的なコンサートホールです。

オペラ『フィガロの結婚』キャストリレーインタビュー!

                 8/16公演★バルバリーナ★

                     丹羽景子  

 

ーー簡単に自己紹介してください。


丹羽:ソプラノの丹羽景子(にわけいこ)です。東京都小金井市の穏やかな土地で育ちました。
幼い頃からジャンルは問わず音楽が大好きで、ピアノやアコースティックギターを弾いていました。
声楽を始めたのは、高校生の時に聞いたオーケストラバージョンの「からたちの花」が本当に心にしみて、この曲を綺麗に歌いたい!と思ったことがきっかけで、それからレッスンに通い始めました。それからあれよあれよと月日が経ち、本当に素敵な出会いに恵まれながら今日に至ります。
現在目指していることは、歌の技術を磨き、聴いて頂くかたと想いを共有できる演奏者になること、また、本当に本当におこがましいのですが…モーツァルトの声楽曲のスペシャリストになることです!

 

ーーあなたが演じる役についてどのようにお感じになりますか。


丹羽: 私が演じるバルバリーナという役は、ボーマルシェの《フィガロの結婚》では、「ファンシェット」という名で登場し、その性格は「天真爛漫な12歳の少女」とあります。
12歳、演じ切れるのでしょうか…笑 彼女はいわゆる思春期真っ只中で、大人でもなく子どもでもない、人生の中のほんの少しの大事な時期を過ごしています。
怖いもの無しの彼女の行動は、時に「大人たち」の問題の火種になりますが、彼女にとっては大したことではありません。
フィガロの結婚の登場人物たちは、それぞれが思惑や葛藤を抱えていますが、バルバリーナはそうではなく、楽しいことは楽しい、困ったことは困った。と素直に言っているだけなのです。そんな彼女が私は羨ましく、演じられる喜びがあります。

 

ーー今回の舞台への意気込み、抱負をお聞かせください。


 丹羽:「1番好きなオペラは?」と聞かれたら、私は迷いなく「フィガロの結婚!」と答えます。
啓蒙思想や貴族批判、色々な問題を聴衆に投げかける作品ですが、聞こえてくる音楽はどこまでも美しく胸に迫ってきます。
モーツァルトが旋律に表した、全ての登場人物が持つ美しさをお客様にお届けできるように、頑張ります!!

 

ーー最後に、宮本益光さんについてひと言コメントして下さい。


丹羽: 宮本先生!先生にお世話になってもうすぐ10年が経とうとしています!月日が経つのがとっても早いです!先生の魅力あふれる大きな渦に、少しでも関われるように頑張ってきました!
本当におこがましいですが、同じ舞台に立てることが本当に嬉しく、身の引き締まる思いです。