浦安音楽ホール

J:COM浦安音楽ホールは、生音の響きを重視し、クラシックを中心とした
音楽を楽しむことができる本格的なコンサートホールです。

オペラ『フィガロの結婚』キャストリレーインタビュー!

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6/18公演★アルマヴィーヴァ伯爵夫人★
谷原めぐみ

ーー 簡単に自己紹介して下さい。

谷原:香川県出身元水泳部の谷原めぐみです。
未年ですが年齢のことは秘密。
好きな食べ物は焼き鳥とパイナップル。
大阪教育大学を卒業後に小豆島(しょうどしま)で1年間高校の音楽の先生をしました。
オペラ歌手になる夢を持って東京に出てきました。東京芸術大学のオペラ科では強烈なアウェイ感を感じながらも、素晴らしい仲間に出会えて充実した学びの時間を持ちました。
紆余曲折ありましたが、今でも歌を歌えていることに感謝しています。
得意なオペラの役柄は、ヴェルディ『椿姫』のヴィオレッタやプッチーニ『トゥーランドット』リュー役です。もちろん、モーツァルト『フィガロの結婚』伯爵夫人は大好きな役柄です。芸大オペラでロッシーニ『セビリアの理髪師』ロジーナ役でデビューしたので、同じ人物である伯爵夫人ロジーナは私にとって運命共同体のような役です。

ーーあなたが演じる役について、どのようにお感じになりますか。

谷原:伯爵夫人ロジーナは、非常に賢く、ユーモアがあり、自分の人生の幸せは自分で掴んでいくタイプの女性だと思います。苦境に立っても、それを乗り越えるための知恵を絞るのです。
私は彼女ほど賢くはありませんが、人生を切り拓いていくバイタリティにはすごく共感します。
アンサンブルの時にはハーモニーにまわることも多く、縁の下の力持ち的な役割も担う存在だなとまた憧れてしまいます。

ーー今回の舞台への意気込み、抱負をお聞かせください。

谷原:オペラ歌手はオペラの舞台に立っていないと感覚が鈍くなってしまいます。そうはいってもソプラノには舞台に立つチャンスはなかなかまわってきません。
今回のオーディションに伺ったときも、おまえさん自分の年齢や立場を考えなはれや、と思われたかもしれませんが、私はスタートダッシュが遅かった分モーツァルト作品への理解や研鑽が足りていないと思います。
このモーツァルトシンガーズのお師匠さんたちは、皆モーツァルトを歌うスペシャリスト!!そして、舞台を楽しむ天才の集まりだと思います。その輪の中に入れてもらいたい!という気持ちをここに告白して、フレッシュな気持ちで今回のオペラに臨みたいと思います。

ーー最後に、宮本益光さんについてひと言コメントして下さい。
それこそ、自由にお願いします。

谷原:四国は愛媛が産んだ、オペラ界のスーパーヒーロー!!なにをやってもオシャレでカッコいいのが悔しいくらい。そんな益光兄さんを心から尊敬しています。
私はびわ湖ホールでのボエーム公演のときにミミ役のカヴァーとして参加した時に初対面しました。舞台上でのエネルギーの惜しげもない放出の様子に心惹かれました。
この方のエッセンスを少しでも自分の力にしたい!同じ四国(私はうどん県)人としても、後に続きたいという思いで益光氏を見つめていきたいと思います。