浦安音楽ホール

J:COM浦安音楽ホールは、生音の響きを重視し、クラシックを中心とした
音楽を楽しむことができる本格的なコンサートホールです。

オペラ『フィガロの結婚』キャストリレーインタビュー!

                8/17公演★ケルビーノ★

                   齊藤日向

ーー簡単に自己紹介してください。

齊藤:(オーディションを受けた動機)歌を勉強し始めて、初めて出会ったメゾソプラノの代表的なキャラクターがケルビーノでした。女声歌手が男装して演じる、しかもモテモテの美少年でトリックスター!これぞ舞台、すごくオペラっぽい!と、ものすごく憧れたものでした。いつかきちんと取り組みたい、やってみたいと思っていたときに、こちらのオーディションを見つけ、吸い寄せられるように応募しました。
(どんなオペラ歌手になりたいか?)わたしは美味しいお酒と肴が何より大好きなのですが、小鉢にちょっと乗せる大葉やお寿司のガリって、主役ではないけど、全体の幸福度や完成度をぐっと高め、主役の良さを
より引き立てる(そして無いと物足りない!)大切な存在ですよね。そんなオペラ歌手になれたらなぁと常々思っています。

ーー あなたが演じる役についてどのようにお感じになりますか。 

齊藤:ケルビーノは、とても行動的で自信家だと思っています。わたしはすぐ思い悩んで二の足を踏むタイプなので正反対です!でも自分にはない部分に惹かれるし、もしそばに居たらきっと好きになっちゃう(笑)オペラを見始めた少年少女たちの初恋のキャラクターになれたらいいな、と思っています。

ーー今回の舞台への意気込み、抱負をお聞かせください。

齊藤:ケルビーノに一本取り組むのも、MSJに参加させていただくのも、今回の舞台は初めてのことだらけです。とにかく頭を空っぽにして、素晴らしい共演者•スタッフの皆さまからなんでも吸収し、今回の「フィガロの結婚」を作り上げていく過程を思いっきり楽しみたいと思っています。ものすごくワクワクしています!!

ーー 最後に、宮本益光さんについてひと言コメントして下さい。
それこそ、自由にお願いします。

齊藤:益光先生には、二期会研修所の本科でたいへんお世話になりました。初めての音楽稽古で、ガチガチに緊張して力んでいたわたしに「良い香りを胸いっぱい吸うようにブレスして」と言ってくださって、それで魔法のように力が抜けて楽しく歌うことができました。今でも緊張する舞台のたびに、先生の言葉を思い出してブレスしています。