どんなプロジェクト?
「レジデンス」とは「住居」を指す言葉。芸術の分野では、もともとはアーティストを住み込みで招き、長期にわたって芸術活動をしてもらうことを指しました。
浦安音楽ホールではオープン当初から、日本を代表する弦楽四重奏団「クァルテット・エクセルシオ」を“レジデンシャル・アーティスト”として迎え、ホールを拠点に、ホールでの演奏会はもちろん、枠にとらわれない様々な企画をともに作り上げていく「浦安レジデンス・プロジェクト」を展開しております。
このページでは、プロジェクトの最新情報、そして今までの活動のアーカイブをご覧になれます。
エクの活動を通して、あらゆる世代の方にさまざま形で音楽のたのしさをお届けしてまいります。
どうぞ楽しみにしていて下さいね!
クァルテット・エクセルシオってどんな人たち?
クァルテット・エクセルシオ(通称:エク)は、日本で数少ない常設カルテット(弦楽四重奏団)として常に国内の室内楽シーンをリードしてきたトップクラスのアーティスト。またホールでのコンサートにとどまらず、出張演奏やワークショップを活動の柱の一つに据え、室内楽を中心にクラシック音楽の普及に取り組んでいます。
浦安音楽ホールが誇る「コンサートホール」は、カルテットのような小編成の演奏を豊かな響きの中で楽しんでいただけるよう設計されています。また、市民やお子様の音楽活動も盛んなここ浦安で本格的な演奏に触れて頂く機会をもっと提供していきたい、そんな思いで彼らをお招きすることになりました。
彼らをレジデンシャル・アーティストに迎えることで、コンサートホールで素晴らしい演奏をお楽しみいただくのはもちろんのこと、子どもから大人まで幅広い年代のお客様にクラシック音楽をより身近に感じていただける企画をお届けできることでしょう。
クァルテット・エクセルシオ QUARTET EXCELSIOR
年間70公演以上を行う、日本では数少ない常設の弦楽四重奏団。ベートーヴェンを軸とした王道レパートリーによる『定期公演』、20世紀以降の現代作品に光をあてる『ラボ・エクセルシオ』、人気傑作選『弦楽四重奏の旅』、毎回ゲスト奏者を迎える協演企画『アラウンド・モーツァルト』の4シリーズを展開しつつ全国的に活動。加えて、幼児から学生、地域コミュニティを対象に、室内楽の普及にも力を注ぐ。
’94年桐朋学園大学在学中に結成。’96年第1回東京室内楽コンクール第1位。同年第2回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第2位。’97年青山音楽賞奨励賞(現バロックザール賞)、’97、’98年リゾナーレ音楽祭にてマイカル賞、’00年緑の風音楽賞受賞。’00年難関の第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位、同時にサルバトーレ・シャリーノ特別賞を受賞。’09年には第19回新日鉄音楽賞「フレッシュアーティスト賞」、’09年エクセルシオが全曲演奏した作曲家グループ「クロノイ・プロトイ」の公演にてサントリー芸術財団から第9回佐治敬三賞。’14年第16回ホテルオークラ音楽賞など、受賞歴多数。
近年では一般大学との共同企画も意欲的に参加。‘07年より北星学園大学(札幌)、‘09〜’11年まで慶応義塾大学(日吉)、西南学院大学(福岡)、福井大学(福井)など、弦楽四重奏を多角的に捉える斬新な内容を学生に体験してもらう一方、地域に根ざしたコンサート作りが好評を得ている。
’06年ウズベキスタン共和国(派遣 国際交流基金)、’09年イギリス・ロンドン(ジャパン・ソサエティ)、ルーマニア(現代音楽週間)、’11年米・ホノルル(北米室内楽協会)、’12年韓国・ソウル、’16年7月にドイツの音楽祭(助成 国際交流基金)に招聘され,国際社会における日本の文化交流も積極的に行なっている。‘16年6月まで6年間「サントリーホール室内楽アカデミー」のコーチング・ファカルティとして後進の指導にもあたった。またサントリーホール主催で同年6月、2週間の間にベートーヴェンの弦楽四重奏曲全16曲を日本の団体として初めて演奏し、内外から高い評価を受けている。
ジェイズ・ミュージックよりCD「QUARTET EXCELSIOR」、「死と乙女」をリリース。また結成20周年を機にナミ・レコードよりボロディン弦楽四重奏第2番、ドヴォルザーク「アメリカ」&「糸杉」、ヤナーチェック「クロイツェル・ソナタ」&「ないしょの手紙」、スメタナ「我が生涯」、ベートーヴェン弦楽四重奏第7,8,9番「ラズモフスキー」作品59全曲、第12番作品127,第16番作品135、を続々とリリース。
現在結成23年目を迎え、弦楽四重奏の魅力を伝えるべくさらに邁進している。
クァルテット・エクセルシオ ホームページ>>http://www.quartet-excelsior.jp/
どんなイベントがあるの?
今年度も盛りだくさんの内容でプロジェクトを展開していきます。
〇「ロビーコンサート」@浦安市役所
浦安市役所1F市民ホールで行う無料のロビーコンサート。毎回楽しい選曲とエクメンバーによるお話に、たくさんのお客様が足を止めて下さっています。>>詳細は決まり次第アップします!
○参加育成プロジェクト「君もエクのメンバーになろう!」
浦安市在住で弦楽器経験のある小・中学生を対象に、エクのメンバーと一緒に演奏しながら室内アンサンブルを学べるプロジェクト>>詳細は決まり次第アップします!
○生涯学習プロジェクト「大人の君エク(アマチュア室内楽クリニック)」
上記「君もエクのメンバーになろう!」の大人版です。市内のアマチュア音楽家を対象にクリニックを開催します。>>詳細は決まり次第アップします!
○クァルテット・エクセルシオ・コンサート
3年目の今回は、ゲストとして日本のトップオーケストラプレーヤーを中心に結成された「ストリング・クヮルテットARCO」を迎え、それぞれのカルテットが奏でる弦楽四重奏と、メンデルスゾーンの名曲「弦楽八重奏曲」をお届けします。
2020年1月18日(土)14:00開演 コンサートホール
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20 ほか>>詳細はこちら
今年度はこれまで継続してきていた上記に加え、子供たちを対象としたダンスワークショップや、合唱ワークショップとのコラボレーションなど、新たな試みを計画中です!(各ワークショップの詳細が決まりましたら情報を公開します)
これまでの活動
2017年度
・6/6(火),6/22(木) ホール内覧会(公開リハーサル)
・7/30(日) ロビーコンサート@オリエンタルホテル東京ベイ
・8/11(金) バックステージツアー
・9/20(水) ロビーコンサート@浦安市役所1F市民ホール
・10月~12月 君もエクセルシオのメンバーになろう
(市内小中学生を対象にしたアンサンブル・ワークショップ)
12/16(土)に成果発表ロビーコンサート@浦安音楽ホール5F
・12/16(土) クァルテット・エクセルシオ公演
「最少にして最響のアンサンブル!~クァルテット入門」
・3/21(水) おとなの君エク(上記「君もエクセルシオのメンバーになろう」の大人版)
2018年度
・6/28(木) ロビーコンサート@浦安市役所1F市民ホール
・11/26(月) 避難訓練コンサート
・12月~1月 君もエクセルシオのメンバーになろう君もエクセルシオのメンバーになろう
(市内小中学生を対象にしたアンサンブル・ワークショップ)
1/26(土)に成果発表ロビーコンサート@浦安音楽ホール5F
・2/9(土) クァルテット・エクセルシオ公演「シューベルト ます」
ゲスト:近藤嘉宏(ピアノ)/髙橋洋太(コントラバス)
・3/10(日) おとなの君エク
2019年度
・10/24(木) ロビーコンサート@浦安市役所1F市民ホール
・1/18(土)クァルテット・エクセルシオ&ストリング・クヮルテットARCO
・2/11(火・祝) 混声合唱団おとなみ第3回演奏会
・2/23(日)中村蓉Xクァルテット・エクセルシオ ダンスワークショップ2019