浦安音楽ホール

J:COM浦安音楽ホールは、生音の響きを重視し、クラシックを中心とした
音楽を楽しむことができる本格的なコンサートホールです。

10/26(土)しんうらやすランチタイムコンサート

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今回は、ソプラノの新海実咲さんに♪メールインタビュー♪沢山語っていただきました!

ーー幼い頃、どのようなお子さんでしたか。
声を出して歌うことが面白いな、と思える瞬間が幼心にもあったのでしょうか。

新海:幼少期はどちらかというと引っ込み思案でおとなしい性格でした。ピアノを習っていたので小さい頃から音楽は大好きで、小学生の時浦安市民ミュージカルに参加していました。初めてのミュージカルの本番で友人たちと歌を歌い、多くのお客様から拍手をいただいた時、強烈に感動したことを鮮明に覚えています。この経験は今の私の人生に大きな影響を与えた瞬間でした。


ーープロの声楽家。オペラ歌手を目指そうと思ったきっかけや、エピソードがあったら教えて下さい。

新海:プロを目指そうと思ったきっかけは、やはり劇場でオペラを観劇した時です。劇場に足を運び、素晴らしい歌手の方々の歌声や面白いオペラ、感動的なオペラを見るたびにオペラ歌手を目指したいという気持ちがどんどん大きくなっていきました。

ーー今まで師事してきた先生から指導されたなかで、一番心に残っている、あるいは記憶に残っていることはどんなことですか。

新海:一番心に残っているのは、オーディションに落ちてしまい落ち込んでいた時、師事している先生から頂いたお言葉です。プロへの道のりは険しく、めげそうになってしまう時もあるけれど、そんな時自分を支えてくれるのは音楽が好きな気持ちと、素晴らしい音楽に関わっていたいと思う気持ちだと教えてくださいました。
それ以来、結果が出ずに悩んだときはオペラを観に行ったり、誰かと一緒に歌うことで歌が大好きだという自分の気持ちを思い出すようにしています。


ーー好きな作曲家やオペラ作品、歌曲などを教えて下さい。
特に思い入れのあるオペラ、歌曲、作品はありますか。
なぜそのように思い入れがあるのですか。
そのことに関連した思い出やエピソードがあれば教えて下さい。

新海:私が一番好きな作品はG.ヴェルディ作曲のオペラ「 椿姫」です。きっかけは憧れている先輩の演奏を聞いて、私も歌ってみたいと思ったことでした。そこから勉強していくうちに、どんどんとこの作品に魅了されていきました。今回のコンサートで演奏させていただくアリアも本当に素敵なのですが、ヴェルディの作曲する合唱曲は非常に素晴らしく、何度聴いても感動します。先日、好きが高じてこの作品についての修士論文も完成させたため、思い入れも人一倍です。


ーーご自身が育ってきた、あるいは演奏活動を重ねてきた浦安に音楽ホールができて、何か特別な感慨や思いはありますか。

新海:地元のホールというのは必然と演奏回数が多くなるため、初めてのホールに比べて居心地が良くホームのような安心感を抱きます。私にとってのホームは今まで文化会館のみでしたが、新たに音楽ホールができた時はホームが増えたようでとても嬉しかったです。更に著名なアーティストの方々が演奏しに来られていたり、コンクール等にも使用されていて、このような素晴らしいホールが地元にあることを誇りに思っています。

ーー今回の選曲について、なぜこのようなラインナップにしたのか理由をおしえてもらえますか。聴きどころはどこでしょうか。60分間の演奏を通して、お客様へ伝えたいことはどんなことでしょうか。

新海:今回は前半に歌曲、後半にオペラというプログラムにさせていただきました。聴きどころは選ぶのが難しいですが、やはりヴェルディの「 椿姫」のアリアは非常に華やかで世界中で人気のある曲のひとつなので、皆様にお楽しみいただけるような演奏ができるよう努めさせていただきます。今回のランチタイムコンサートでは、皆様に声楽の魅力をお伝えしたいと思っております。聴きなじみのある日本歌曲から、日本であまり知られていない20世紀のオペラまで、幅広いジャンルのプログラムを組ませていただきました。ご来場いただいた皆様に、少しでも歌の世界の魅力知っていただけたら嬉しく思います。


ーーどんな歌手になりたいと思っていますか。イメージを教えて下さい。

新海:日本だけでなく海外でも演奏活動ができるオペラ歌手になりたいです。世界中の人と素晴らしい音楽を共有し、共に演奏することができたら、これほど幸せなことはないと思っています。1人でも多くの人に声楽の魅力を伝えられるような歌手を目指して今後も精進してまいりますので、これからも応援していただけますと幸いです。