浦安音楽ホール

J:COM浦安音楽ホールは、生音の響きを重視し、クラシックを中心とした
音楽を楽しむことができる本格的なコンサートホールです。

オペラ『フィガロの結婚』キャストリレーインタビュー!

オペラ『フィガロの結婚』キャストリレーインタビュー!!

トップを飾るのは アルマヴィーヴァ伯爵役の中尾奎五。


8/17公演 ★アルマヴィーヴァ伯爵役★

中尾奎五

ーー簡単に自己紹介をして下さい。

・オーディションを受けた動機や理由

中尾:バリトンの中尾奎五と申します。現在は新国立劇場オペラ研修所で日々研鑽を積んでいます。モーツァルトをこよなく愛するMSJの皆様と共に『フィガロの結婚』に取り組める千載一遇の機会だと思い、オーディションを受けました。

・声楽を目指したきっかけ、どんな歌手になりたいか

中尾:元々は教員志望で一般大の教育学部に通っておりました。そこで声楽と出会い、教師として子どもに教える前にできるだけ技術を究めたい!と思い東京藝大へ進みました。実は絵を描くことも好きで美術の教員免許も持っていますが、描画することと同じように声の色彩を自由に選択して自分だけの表現を探求できる点が声楽(オペラ)の魅力だと感じますし、沢山の色で豊かな感情表現が出来る歌手になりたいと思っています。

ーーあなたが演じる役についてどのようにお感じになりますか。

中尾:今回歌わせていただくアルマヴィーヴァ伯爵は、領主でありながらも完璧な人間ではなく、どこか憎めない愛すべき側面を持っている男です。そして、貴族でありながらも誰もが共感できる人間臭さを感じられる人物だと思います。そんな彼のことを、男性は是非ご自分と重ね合わせ、女性は温かい目で見ていただけましたら幸いです。

ーー今回の舞台への意気込み、抱負をお聞かせください。

中尾:人生で初めて歌ったアリアが『フィガロの結婚』の曲であり、藝大の授業で宮本益光先生に初めてご指導いただいた重唱も『フィガロの結婚』の曲でした。自分にとって特別な作品でMSJの舞台に立てることを心から嬉しく思います。観に来てくださるお客様にとっても、思い入れのある作品になっていただけるように願って歌います!

ーー最後に宮本益光さんについてひと言コメントして下さい。それこそ自由にお願いします。

中尾: 歌声、音楽性、美意識、風格、気品、大人の色気…挙げ始めたら切りがありませんが、宮本益光先生は歌手としても男性としても尊敬する永遠の憧れです。まさかダブルキャストとしてご一緒させていただける日が来るとは夢にも思わず震えておりますが、ご縁に感謝して、みっちりと学ばせていただきたいです。