★バルトロ/アントニオ★
池田直樹
ーー簡単に自己紹介してください。
池田:オペラの初舞台は1976年10月の東京室内歌劇場公演で、ブリテン作曲『ルクレーシアの凌辱』のコラティナス役でした。今回の共演者がまだ生まれていない大昔からオペラの舞台に立ち続けています。
その後、二期会オペラ劇場公演や、新国立劇場のオペラ公演にたくさん参加しています。
『フィガロの結婚』は、伯爵、フィガロ、バルトロ、アントニオの4役を演じた経験を持っていますので、楽譜には4色の線が引いてあります。
ーーあなたが演じる役についてどのようにお感じになりますか。
池田:今回、二役を演じさせて頂けることになり喜んでいます。
バルトロは演じて楽しい役柄ですが、医者ですから基本的に背筋の伸びた美しい姿勢が求められますが、
庭師アントニオは、どんな姿勢でもOK!面白がって演じたいと思っています。
ーー今回の舞台への意気込み、抱負をお聞かせください。
池田: 不遜にも、鮮度の良いみなさんの中で輝きたいと思っています。
早く稽古が始まらないかなぁ~と4月から思っています。
ーー最後に、宮本益光さんについてひと言コメントして下さい。
池田: 今、一番の活躍をみせている宮本さんと一緒の舞台に立ちたいと思い、参加の希望をお伝えしました。幸いなことに願いが叶い、爺はとても喜んでおりますです。
以前『ドン・ジョヴァンニ』のハイライト公演で、
宮本さんがドン・ジョヴァンニを、私はレポレッロを演じさせて頂きましたが、
その楽しかったこと!壊れそうになっている脳みそにも焼き付いています。
どうぞ宜しくお願い致します。